『熱意と技術をステンレスの輝きへ』ステンレス製品のワクイ
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燕のものづくりの多くは分業体制を敷いていますが、ワクイでは企画・設計・切断・パンチ・溶接・研磨などの生産工程を自社工場で一貫して行えることが特長です。これにより、イメージ通りの製品を短い納期で完成させることが可能になりました。特に、業務用や家庭用の寸胴鍋などの「筒状の金属加工」や、ステンレスパーツを成形し溶接する「精密さを問われる板金」には圧倒的な評価を得ています。自社のオリジナルブランドをはじめ、OEM生産も受注しています。
複数の工程を経て完成する金属製品を、一貫して生産できるメーカーはごくわずか。ワクイでは8台ものベンダー(曲げ加工機)を駆使して、大量のオーダーにも応えます。
飲食店の厨房で使われる寸胴鍋は、ワクイが最も得意とする分野です。超大型から家庭用のサイズまで、あらゆるタイプの 寸胴鍋をはじめ、筒型の加工全般を行っています。
代表的なプロダクトの大型ダストボックス「環境ステーション」や駅のゴミ箱、業務用の厨房機器から家庭のおでん鍋まで、曲げや溶接などの精密な板金加工技術を生かした製品を生み出しています。
ステンレスは、他の金属と比べて圧倒的に錆びに強く、きれいに使い続けられます。また、お手入れも簡単で、清潔さを保ちやすく、身の回りの多くの製品に使われています。
水回りやキッチン用品、さらにはエクステリアにも多用されているように、長い間使い続けられるのがステンレスです。頻繁にダストボックスを買い替える必要がありません。
研磨されたステンレスはモノトーンの美しさをたたえています。ウッド材や植物などの自然物、ホワイトやブルーなどカラーを問わず、風景や内装に調和する金属です。
ワクイではプレスやベンダー加工、溶接、CADの分野で最新の設備を拡充しています。
金属などの被加工材を金型の間に挟みこみ、強い力をともなった上下動により被加工材を金型表面に押し付けて、金型と同じ形状を作りだします(いわゆる絞り加工)。用いられる金型によって、被加工材を曲げたり、せん断加工することも可能です。いずれの加工でも、加工時に発生する力を機械の系の中で支えるのがプレス機械の特徴です。
タレットパンチプレスとは、形状の異なった多数の金型を円状または扇状の「タレット」とよばれる金型ホルダーに配置し、NC制御によって、任意の金型で材料(ワーク)の所定の位置に打ち抜き、成形加工をおこないます。汎用金型を連続して打ち抜くこと(追い抜き、ニブリング)が可能で、多品種少量生産に適しています。
ベンダー加工とは、ベンダー(曲げ加工機)を用い、ワーク(主に金属)を型に合せて特定の形状・角度に変形させる加工のこと。対象となるワークには板材と管材があり、板材の曲げ加工機は「プレスブレーキ」、管材の曲げ加工機は「パイプベンダー」と呼称します。加工時に生じるワークの延伸や厚さの変化に対応するため、NC化により自動で加圧プログラムを作成する機種も多くなってきています。ワクイでは様々な折り曲げ形状に対応できるように多くの金型を保有し、それらを熟練したオペレーターが使うことにより精密多様な加工を実現しています。
溶接(ようせつ)は、材料の接合部に連続性を持たせ接合すること。熱や圧力で、さらに必要があれば他の溶加材を追加して、部材を接合する方法です。大気中で金属を溶かすと、大気中の酸素と高温で活性化された金属が反応してしまい、健全な溶接部が得られません。一般的な棒溶接では、溶接時の高温で溶接棒からガスが発生し、溶融金属を大気から遮断し金属の酸化を防ぎながら溶接を行います。
アルゴン溶接は溶着金属そのものの成分の溶接棒を用います。タングステン電極の周りから保護ガス(アルゴンガス)を放出し、大気から溶融金属を遮断し溶接を行います。
スポット溶接とは、抵抗溶接の一種です。溶接したい金属に電気を流し、その抵抗熱で金属を溶かして接合します。薄い金属板の接合に採用しますが、金や銀、銅、アルミのように電気を流しやすい金属は抵抗が少ないので溶接しにくく、ある程度の電気抵抗があるニッケルやステンレスなどに適しています。